JV代表企業の久米設計さんと共に、設計から監理まで担当させていただきました。
地元企業として地域の市庁舎プロジェクトに参画できたのは嬉しい限りです。
基本設計が7年程前から始まって、設計変更や業務の一時中断期間などを経て、ついに完成しました。
平成の合併推進により誕生した三好市では、町村合併後は庁舎機能が分散したままでした。
今回の事業では、機能集約によるコンパクトシティへの寄与で地方都市としての経済的持続性を高めるとともに、防災拠点としても南海トラフ地震などへの災害レジリエンス強化の役割も果たします。
建築としては、集約した庁舎機能を各階に効果的に配置し中央部の吹き抜け空間で分節させることで、上下階をつなぐ視覚的な広がりや自然光と風の活用を可能として、快適でエコロジカルな内部環境を構築しています。
プロジェクト全体期間が長かったので関わらせてもらった方は数しれず、本当に感謝しかありません。これからこの思い入れのある市役所で、行政手続きや仕事の打合せができるのが楽しみです。