国の登録有形文化財旧三野町役場庁舎の活用整備事業として、
「三好市三野図書室」の設計・監理を行いました。
有形文化財としてのレトロな雰囲気が感じられるよう、
書棚や閲覧ブースは木材を使用し、昔ながらの洋風建築と調和するように心がけました。
大きな書棚は、一部の背板を無くした、遊びのあるデザインとし、
完全な壁としないことで、なるべく空間に閉塞感を与えないよう工夫しています。
また室の中央はこども向けのスペースとし、
調色が可能な照明器具を用いることで、イベント等に応じてカラフルな演出が可能です。
閲覧スペースも設けているので、大人もゆったりと読書の時間を楽しんでいただけると思います。
有形文化財が図書室として気軽に立ち寄れる空間となりました。
ぜひたくさんの方に訪れていただきたいです。