以前立ち寄った、錦帯橋の写真です。
直前まで雨が降っていた為、濃い霧が立ち込めています。
しかし、それが何とも風情のある空間を演出していました。
木造アーチ形状の美しさを際立たせているように思えました。
下から見てみると・・・
どうなっているのでしょうか?
梁と桁が架かっています。
仕口はどうなっているかよく分かりませんが、桁の継ぎ手は巻金でしっかりと緊結されています。
更にトラス状の鞍木・助木が整然と配されています。
この構造美は芸術的といっても良いほどではないでしょうか。
錦帯橋は昔、水害で度々流失しているとの記録があります。
しかしその度に改良を重ねて架け替え、今日の堂々たる姿と成っているのでしょう。
先人の努力、知恵、技術は素晴らしい。
このような財産を後生にも残していきたいものです。
by 山籠もり