北窓からの明かりと ウグイスのさえずりに気付き
思わず目が覚める。新聞を取りに玄関の扉を開けると、
少し冷たいが心地よい風が頬を撫でる。
ふと目を下に向けるとツツジの花が咲いている。
父が毎日世話をかけている植木鉢の花が色付いている。
しゃがんで水を欠けていた背中が誇らしい。
今年進学を決めた息子は起きているだろうか。
遅刻をしたくないため早寝早起きを決めたらしい。
家でいた時とは想像ができない行動だ。
進学地で一緒に歩いた事を思い出す。
いつの間にか自分の前を歩く背中が今朝の風と被る。
自分の背中はどうだろう?
ちゃんと背筋を伸ばして、今日をがんばろう!
by Mt.