日増しに秋の深まりを感じる季節になりました。
これから朝夕、冷え込んできますので、体調には注意していきたいですね。
私事ですが、今年の1月から勉強しておりました一級建築士試験ですが、無事製図試験を受けることが出来ました。
結果はまだわかりませんが、楽しみに待ちたいと思っております。
実りの秋を迎え、祖父が営んでいるの原木椎茸栽培の仕事がいそがしくなり、勉強も落ち着いたのもあって、連休は祖父の手伝いをしてきました。
椎茸は夏を終え、秋口になると一斉に生え出し収穫を迎えます。
それらを梱包して出荷し、秋の味覚として皆さんの食卓に並びます。この時期の椎茸は特に香りがよく、七輪などで軽く焼いて醤油をかけて食べるのがオススメです。
しかし、一度収穫が終わった原木は内部の水分が椎茸に奪われなくなってしまいます。ですから祖父の家では、一度収穫の終わった原木は水の張ったタンクに1~2日程度漬け込みます。原木に水分をしっかり吸わせることでこれからの乾燥した季節でも形の良い美味しい椎茸を生産できるようにしています。
椎茸の原木は適度に日があたり、風通しの良い山の中で栽培します。それを軽トラックに積込み、家の前のタンクにつけてまた山へ運ぶ作業は結構な重労働で大変なのですが、こういった手間のかかる作業を欠かさず行うことが美味しい椎茸の秘訣で、祖父は毎年欠かさず行ってきました。
手間のかかる仕事こそ疎かにしてしまいがちですが、そういったひと手間加える作業を惜しむことなく行うことが、最終的にはお 客様に喜んでいただける商品となり、満足していただけるものとなると思いますし、このことはどんな仕事にも共通して言えることだと思います。
他にもたくさん大変な作業はありますが、時間があれば積極的に手伝いをして祖父の手助けをし、もっといろんな方に祖父の美味しい椎茸を食べていただきたいと思うのと、祖父から椎茸栽培を通じて、ものつくりのあり方、心構えなど学べる事はどんどん吸収していきたいと思いました。
by Y.S