9月1日(土)に平成30年西部圏域防災訓練が行われました。西部健康防災公園予定地と主会場とした防災訓練では徳島県知事をはじめとする多数の関係者、関係機関(行政、消防、警察、自衛隊)が初動対応訓練、情報収集訓練、道路啓開訓練、救助救出訓練等、様々な訓練を行い災害に対する体制の強化を図りました。
その訓練に私も建築士の「応急危険度判定士」として参加しました。全体を通じた訓練の中で応急危険度判定士の活動内容を説明し、倒壊した建物に見立てた簡易的な小屋で実際に応急危険度判定士の活動を紹介致しました。
その日は、雨が降る中での防災訓練だったので、判定ステッカーが雨で滲んで描きにくかったり、風で下げふりが動き建物の傾斜測定かやりにくかったりと様々な問題はありましたが、実際の被災地での活動も常に天候に恵まれている訳ではないので、良い体験になったと思います。
建築士の一員として何か災害時に人の役に立てる活動の1つとして「応急危険度判定士」があると思います。
熊本地震の時は徳島県からも十数名の方が現地に向かい応急危険度鑑定士として活動して来られました。私もその様な先輩方の活躍に習い、日々精進していきたいと思います。
徳島県は近年、発生するといわれている南海・東南海地震及びそれに伴う津波被害を受ける恐れがあると言われております。この防災訓練には一般の方の雨が降る中、たくさん参加していて、災害について色々と考える事が出来る機会になったのではないでしょうか。
日頃から防災に対して常に意識していくことはなかなか難しい事だと思います。
このような防災訓練を見て、聞いて、体験して日頃の防災意識を少しでも高めていけたらと思います。
お昼前には自衛隊や日本赤十字社からカレーや豚汁の炊き出しがありました。私も戴いたのですが、雨で冷えた体にはとても暖かくおいしく感じました。
このような炊き出しや、様々な人の活動や応援は被災地の活力になるとあらためて感じました。
このような防災訓練はそれぞれの地域で行われているものです。
防災の対する意識を高める為にも皆さんも参加してみてはどうでしょうか。
by Y.S