先日、初めて大分に行ってきました。大分は観光県として栄えているイメージですが、今回も例のごとく建築物巡りしてしまいました！ふと気づくと結婚記念日が迫っておりました。結婚してから仕事優先で、特に記念日行事はしていなかったので、今年こそは嫁とお出掛けです。大分は観光県として栄えているイメージですが・・・。結婚記念日旅行ですが・・・。今回も例のごとく建築物巡りしてしまいました！
まず、自宅のある徳島県から愛媛県に入り、遙か西の八幡浜へ。そこからフェリーで大分県臼杵市に到着しました。臼杵市は古い町並みが美しく、徳島県西部のうだつの町並みを思い起こさせる様な景観です。石仏が有名らしいのですが、たまたま改修中との事で今回は町並み散策をさせていただきました。その中で気になったのが、枯山水の石橋！大きな一枚石でかなりの存在感を発揮しています。ついつい往復して渡ってしまいました。
臼杵で昼ご飯を食べてから、大分市内に入りました。JR大分駅周辺は熱い建築スポットとなっています。（私が勝手に言っているだけです。）楽しみにしていた大分県立美術館へ。外観は近代的でダイナミックな感じですが、中に入ると誰でも気軽に入れそうな軽い雰囲気もあります。設計者の坂茂さんの得意とする、紙管を使った家具も展示されていたりしたので、美術作品よりもそっちに気を取られていました。（笑）洗練された空間設計。もう一度訪れたいと思わせる美術館でした。
JR大分駅周辺は最近整備が進んで、ものすごく都会でした。徳島より都会やー。と思いながら駅を超えてホルトホール大分へ。最近、全国的に反対運動の対象になりがちなホール建築です。しかし、このホールは大きなイベント事以外にも、日常的に使うことの出来る図書館や交流センターを含んだ複合施設です。やはり公共施設は必要なのですが、なかなか一般の方に理解してもらうのは難しいご時世です。ただの大型建物では無く、この様に周辺住民の方のアクティビティの一環となれる施設が求められているのでしょう。
大分と言えば由布院は外せないでしょう。到着して直ぐに馬車に乗って観光する事にしました。白馬のユキちゃんは人気者で、道を通ると皆が大注目でした。ユキちゃんのお尻の先に見えますのは由布院駅です。磯崎新さんの設計で、由布院のランドマークです。ホームから一体感のあるコンコース上部には木の曲線が美しいドームトップライトが目を引きます。
最後は別府の地獄温泉巡りをしました。さすが日本最大の温泉都市です。市内各所に源泉が存在します。写真の様な大迫力の温泉を巡るのですが残念ながら入浴はできません。（笑）地獄温泉巡りを満喫て、あっという間に帰る時間となり、フェリーで四国へ戻りました。嫁は温泉好きなので、またもう一度大分に行ってゆっくり温泉に入らせてあげたいです。この様に、また行きたい！と思わせるもの大分の不思議な魅力でした。
さすがは観光立県大分でした。写真はなるべく人を写さないアングルとしていますが、どこも多くの観光客で賑わっていました。スバル設計のある徳島県三好市も、観光に力をいれていますが、ここまで人を集めることは出来ていません。我々建築士も微力ながら観光産業の一助となる為には、その地域に根ざした、人々に愛される建物を創らなければならないと思います。
by 山籠もり