主要構造部は地元三好市産材、徳島県産材を使用した木造とし、大屋根を木造トラスで形成することで、明るく開放的かつ木のあたたかさを感じる新園舎となりました。
平屋部の軒下に仕上材として用いた杉板がやわらかい印象を与え、昨今の夏季の日差し対策としたプール・砂場の上屋は、大屋根との重なりがおもしろいアクセントとなっています。
メインとなる保育室やホール部分は、広々とした保育スペースを確保するとともに、子どもたちが直接木に触れることであたたかみを感じられるよう工夫しました。また、木が主役となるよう、白を基調とした淡い色合いの内装としました。
設計・施工の各段階において、多くの皆様にご協力いただき竣工いたしました。
地元産材に包まれたこのこども園が、こどもたちの健やかな成長を助ける場になることを願います。
写真:笹の倉舎/笹倉洋平