建築設計、設備設計、照明計画、造園計画、家具選定と広く関わらせていただき、計画開始から完成まで密度の濃い1年半でした。木造なのですが正面軒先のディテールと構造が複雑で、ここは構造設計者にとても助けられました。また、工事を担当してもらった現場監督さんも、ものすごい熱量で対応していただけました。
広々とした待合スペースは、クライアントとも相談して今後の運用で使い方を変えていけるように拡張性ある設計としています。リハビリテーション室は患者さんに目が行き届くように見通しの良い室形状としました。また、バックヤードの動線計画はかなりこだわっており、従業員が働きやすい環境を整えたいというクライアントの思いがこもっています。
県道に面していることから、待合への目線を柔らかく遮りつつ患者さんが快適に過ごせるよう、常緑ヤマボウシやソヨゴといった植栽を散りばめました。