最初にこの物件の相談をいただいたのが6年ほど前になります。
当時は2階の屋上とホールを改造するか、本館裏手の斜面に増築するという計画でした。
既存施設を運営しながらの施工となるので、施設を利用される方にとって工事期間中のストレスがより少ない方法を考え、建物の正面側に少し離して増築し、渡り廊下でつなぐという平面計画になりました。
この案はもともとあった東西2箇所ある進入口のうち、メインである東側進入口を塞ぐ位置になってしまうので、進入口を無くさないよう入口の位置を南側にずらして付け替える工事も計画のなかに組み込ませていただきました。
また、内外装の色についても既存施設と調和のとれた色合いとしています。